BLUE GIANT
作:石塚真一
お母さんもぜひお子様にすすめてあげてください

『ビッグコミック』にて2013年~2016年にかけて連載。
令和6年現在順調にシリーズを重ねる人気作品となっており、CDが発売された時はもちろん映画化されたのも衝撃だったなぁ。
上質な作品が正当な評価を受ける様は痛快だ。
それが既に達成されているらしいことがいきなり1巻から提示されている。
我々はそこへ辿り着くまでの過程をただ眺めているに過ぎない。
ジャズに限らず人が何かを一念発起したとして、それなりの成功を収めるのに必要な要素って何なんでしょうね。
2)始める
3)続ける
+)あとは運
全てが高いレベルで行われたとき大谷翔平のような大成功者が生まれるのでしょうが、じゃぁ適切なルートが見当たらないときは?
そう、おそらく大のように河原でサックスを吹き続けるしかないのでしょう。
しかも狂気を帯びるほどに。
また転機が訪れたら飛び込まねばならないのでしょう。
無謀だと感じるほどに。
始める、続けるという誰でもできそうで出来ない事をやり遂げ、そしてセレンディピティを掴む!
我々が自分を投影したくなる主人公そのものじゃないですか。