鳥取県西部の道祖神・サイノカミ
米子市淀江町
米子市淀江町
依り代について
打製石器的形状の巨大な自然石に円形の彫込み、中に双体神立像が線刻されています。
彫込みの内側12時の位置に幸神の文字。
寄る年波に霞む視力を酷使しながら、こういった見えづらい線刻と格闘する石造物探索の因果な…
いやよそう。
彫込みの外、下部にはもの凄い筆圧で富村中の文字。
資料によると男神が所持しているのは御幣だそうですが、笏ではないかと思います。
画像処理による見立てが理由のひとつ。
もう一つの理由は、墓下タイプの依り代だと考えられるからです。
この事から、男神が佩刀している事、また女神がスライム型の宝珠を所持していると推測することが出来ます。
実はもう1基
出典によると近隣にもう1基あるそうです。
個人宅所蔵とのことでこれ以上の探索を断念。