福井のサイノカミ
米子市淀江町
略奪不能!!!
石垣で覆われた完全防備のサイノカミ。
いわゆるビルトイン道祖神です。
守備力のひみつ
石垣の窪みから双体道祖神がチラリ。
はめ込んだという説もありますが、依り代のサイズが穴より大きいですので、あくまで道祖神の上に石垣を築いたのではないでしょうか。
淀江町誌からもう一つ引用しましょう。
上淀の力の強い若者たちが、サイノカミを盗みに行こうと相談し、一番小さい村の小さいサイノカミを狙って福井へ出かけた。
行ってみると石垣の中にサイノカミがはめられているので、残念がり、腹いせにアヒルをぬすんだ。
するとガアガアと一せいに鳴きだしたので家人につかまり警察につき出された。
しかし、ぬすみではあっても、もともとサイノカミぬす人であったので、ことわりして許してもらった。
依り代について
浅肉の浮彫りで、社殿の下向かって右の男神が佩刀のうえ槍を所持している所までわかります。
恐らく猿田彦タイプだと思います。
また、たいへん見えづらいですが、像の左右に
文政七年三月吉日
施主村中
と彫られているのが一部確認できます。