鳥取県西部の道祖神・サイノカミ
米子市淀江町
米子市淀江町
福頼村と平岡村。
道を挟んで其々に分かれていた集落が合併、福平と呼ばれるようになりました。
集落の中心、平岡側の旧消防倉庫の更に奥。
福平荒神社に4基のサイノカミが集められています。
順番に説明しましょう。
依り代について(左端)
もともと福頼村にあった依り代でした。
カクカクした大きめの不定形自然石に双体神立像が線刻されています。
向かって右の男神は佩刀のうえ笏、左の女神は扇を所持。
石の右下が大きく欠損しているため、一部線刻が失われています。
依り代について(左から2番目)
⇧と同じく福頼村のもの。
箱型の彫込みに半丸彫りの双体神座像。
小さい。
向かって右の男神が笏を所持、左の女神は由布を所持しています。
女神の双髻(おだんご)がかわいらしいですね。
依り代について(左から3番目)
平岡村にあった依り代でした。
ヒラヒラしていますね、服が。
滑らかな自然石に双体神立像が線刻されています。
依り代について(右端)
⇧と同じく平岡村のもの。
箱型の彫込みに半丸彫りの双体神立像。
小さい。
摩耗が激しく詳細はわかりません。
おまけ
以前、味わい深い福平消防団の倉庫があったのですが撤去されてしまいました。
そのため入口が狭くて大変だった福平荒神社への出入りもスムーズに。
いや、これでいいんだ。
いいんだけど消防倉庫も惜しかった…