米子市日野川以東
米子市福万には2ヶ所、計2基のサイノカミさんがあります。
中福万の下河原神社には自然石が。
そして上福万には水神さんの横に双体道祖神と積み石があります。
上福万の双体道祖神
ありません
双体道祖神
塞神考 No.379
石に刻まれた祈り2 No.47
積み石について
パッと見石垣に見える程大量の川石。
塞神考で森氏も書いておられましたが、サイノタワ(賽の峠)的な習俗の名残りだと考えられます。
依り代について
大きな立石の上に、これまた大きな笠石が載せてあります。
バランス的にドキドキしますが、まぁ大丈夫なんでしょう…
立石の正面に素朴なタッチで線刻されてるのは双体神立像。
向かって右の男神は笏を所持しており、左の女神はわかりません。
こちら、図案が同じだと考えられる依り代が沢山ありまして、淀江タイプのグループとしてまとめてあります。
そのそっくり具合をぜひ確認してみて下さい。
水神
現在はこれといった行事の行われていないサイノカミさんに対して、隣の水神さんは現役。
献花と、焚いてあるお線香をよく見かけます。
サイノカミさんの方でも昔はよく火を焚いていた…
と通りすがりのご老人が呟きながら去ってお行きになりました。
その他まちの様子
中福万 下河原神社の自然石
下河原神社
自然石
塞神考 No.378
石に刻まれた祈り2 No.45
依り代について
境内には石の祠が2つとゴツゴツした大きな自然石があり、サイノカミは自然石のほう。
拝殿向かって1時方向にあります。
年2回
神主さんに来てもらってお祭りをしている
と、近所の方にお聞きしました。
どうやらサイノカミの行事ではない模様。
祭日を調べてこようか、とまでおっしゃって下さいましたが、お子様連れでいらっしゃいましたのでご遠慮しました。
その節はどうもありがとうございました。